今を生きる

今日、東京に遠くから出てきた陶芸作家と深い話をさせてもらった。その人と会うために、他の事を差し置き、そして、会っている間はかかってきた電話も出ずに話を続けた。そんな事をしながら、ふと今を生きろという言葉を思い出した。最近読んだ本でホリエモンが言っていた「子供の時のように、夢中で」。ホリエモンが好きな訳じゃないが、引っかかっていた言葉。そう、後先考えずに夢中で話していた。作家はそそくさと次の用があるからと帰っていった後、作家に嫌われたかも、あるいは、電話に出なかった人になんだよって思われたかも、などと余計な考えが生まれた。でも、気持ち良かった。あとさきばかり考えているから、二の足を踏む、好きな事が遠のく、それとは別の世界。これだ、と思った。今を一生懸命になる事で、外れることもあるかもしれない、嫌われる事になるかもしれない。でも関係ないのだ。今を生きる事こそが自分が幸せになれるという世界。ひさびさに辿り着いた。そうだ、ようやくわかった。これなんだ、俺って。嫌われていい。いや、むしろ俺を嫌いな人は去っていく。それでいい。ひとりでもいい、今を楽しく生きていれば。他人の目線の中に生きる事をやめる。それが出来た。本当に嬉しい。